Poland ~AUSCHWITZ アウシュビッツ・ビルケナウ強制収容所


史上最悪、最恐の施設、時事といわれる1つのアウシュビッツ・ビルケナウ強制収容所。
アンネの日記の作者のお母さんが、捕らえられた後ここに連れてこられここで亡くなっています。
来る前に事前知識として資料を読んでいるときに、行くかどうかを考え直したほど
この歴史を直視するには心が痛過ぎました。

収容所の入り口に書かれた「ARBEIT MACHT FREI」
「働けば自由になる」
そんなのは嘘・・ここに連れてこられた人たちは過酷な労働、粗末な食事、劣悪な環境の中で力尽き亡くなっていきました。
「死の門」


当日のガイドさんが、ここに収容されながらも生き延びて来られた方のお孫さんにあたる方で、時々涙声になったり、本当に辛そうに説明をされるので、こちらまで泣くのを我慢する為にツアーの間中、喉の奥とこめかみが痛かったほど。
写真は一部を除いて撮っていいのですが、亡くなった方たちに申し訳ない気持ちになり
あまり撮ることが出来ませんでした。

   

この収容所には、多くの罪のないユダヤ人、ロマ(ジプシー)、同性愛者などが連れてこられ、1940-1945の5年の間に130万人もの人がここで亡くなっています
劣悪な環境、貧しい食事、過酷な労働で人はすぐに弱り、ここへ来た人は数週間、数か月しか生き抜くことが出来ず、大量の死体はブルドーザーで処理をしたそうです。

              

収容所の周りには高電圧線が張り巡らせてあり、脱出することは不可能だったそうです。

   

ただ、辛すぎるここの環境に耐えきれず、自ら高電圧線に飛び込み自殺される方も絶えなかったそう。

この3段ベットに詰め込まれ重なるようにして眠る日々


多くのユダヤ人、ロマ、が捕らえら、この貨車に乗せられてここへ連れてこられました。


ここには収容された人たちの大量のカバンや靴、そして切られた髪の毛が無残な山積みの状態で展示されています。
目を背けてはいけない歴史、けれど直視できないほどの痛みと悲鳴がそこからは聞こえてきそうでした。

   

不当な人体実験をされて命を落とした人もたくさんいます。どれほど痛かったでしょう。どれほど不安だったでしょう。
役人の気分で射殺された人もいます。
どれほど命を弄ばれて悔しかったでしょう。
逃げようとした人を捕まえてきて首を吊らせる物干し台のようなものや
射殺用の棒も残されています。
2000人も一度に入れるガス室に押し込まれ殺された人もいます。
実際にこのガス室に入り、ガスの設備を見ていた時に、吐き気を覚えるほどの恐怖感じました。
なぜ人はここまで恐ろしいことが出来るのだろうか?
同じ重さの命を持った人間同士が、なぜここまでひどいことが出来るのか?

まだ今は理解が出来ないことばかりだけど、ここへ来て、狂っていた時代があった、可哀想だね、では終わってはいけないということを思い知らされました。

時代が悪い、
ドイツが悪い、
ヒトラーが悪い、
なにかひとつ悪者を決めて、それで片づけてしまえば簡単なことだけど、それは本当の解決ではなく、皆が経緯を理解しないと、いつかまた必ず悪い歴史は繰り返してしまうと感じました。

ヒトラーのことも勉強を始め、彼は最初からの独裁者ではなく、美大を目指す芸術家だったり、敗戦後のドイツを見事に復興させる政治手腕のある人だったりということを知りました。
ヒトラーを戦争に向けてしまった敗戦国ドイツに対してヨーロッパの重すぎる要求、ヒトラー頼みの過剰な国民の支持、独裁者になっていった経緯や理由までを理解していかないと、本当の間違いが何だったのか、何が悪くて何を正さなくてはいけないのかが、わかっていない人たちがまだたくさんいると思います。
それでは本当の世界平和はいつまで待ってもやってこないと思いました。
人類全員がここが出来てしまった原因の小さな一つ一つと向き合っていかなくてはいけないと思いました。

遠い国、遠い昔の歴史の話ではなく、人は誰でも心の中に小さな闇や悪はあるもの。
いつどこでそれが大きくなり繋がり爆発するかはわからないということ。
そう考えると世界の闇は深くて底が知れません。
今後の平和な未来のために、悲しい歴史からも目をそらさず、その理由と経過をちゃんと知り、理解して、悪を一つに決めつけずに散らばっている小さな悪を拾い集め正していくことはとても大事だと思います。
本当に本当に悲しい歴史の繰り返しを止めるために・・
Pray for the Auschwitz

アウシュビッツへ向かうバスの車窓
あの時代、ここへ連れてこられた人たちはどんな想いでこの景色を見ていたのだろうと思うと涙がこぼれます。

アウシュビッツの話をアフリカの友人と話をしていたら、アウシュビッツだけが悪としてスポットをあてられるけど、ここだけではない、同じような表に出ていない理不尽な悲しいことはアフリカにもっとあると言っていました。
多分、それも悲しい真実。。。
いつか本当の平和がきますよう・・
Pray for the World




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