Cambodia~コー・ケーでみた白昼夢~



カンボジアの木と日本語で会話。国籍と生態系の枠を超えました。

ここでお昼寝して目が覚めたら、多分木に巻き取られて木の一部になってるんじゃないかと思うぐらい木のパワーが満ちた場所。

〜白昼夢〜

根付く、はびこる
ってこんな感じ?

自然の生命力って本当にすごい
ただ生きるため
根をのばす
なんの迷いもなく

ここに障害物があるなあ、なんて考えない
日当たり悪いなあ、なんて愚痴言わない
ここで生きていくのめんどくさそう、なんて投げださない
ただひたむきに、落とされた場所で生きていく

障害物を物ともせず、日のあたるところまで高く、高く…

「どうしてそんなところを選んだの?
どうしてそんなに強いの?」
と木に聞いてみた

木はザワワと葉を揺らし教えてくれた
「まだお母さんの枝先で丸くなりながら太陽を感じていた頃、
ある日いたずら小鳥に食べられた。
仕方がない、それが運命だったから。
小鳥はお母さんツリーから遠く離れたところまで飛んできてしまった。
イタズラ小鳥は美しいお寺の屋根で一休み
そこでポトンとフンをした
僕も一緒にころがりおちた

僕はお母さんを探そうと思いきり背伸びした。
その拍子にぴょこんと頭から芽が飛び出した
けれどお母さんツリーの気配は感じない
だからもっと背伸びした
すると今度はにょきっと足から根が出てきた

時々風が、僕を吹き飛ばそうと意地悪するけれど、負けないぞって手足を思いきり伸ばして踏ん張った
太陽や雨は、ときどき交代しながら僕を見守ってくれる
僕は毎日背伸びした
風も意地悪ばかりじゃない
じゃれるように葉をくすぐり僕を笑わせる
僕を食べちゃった小鳥も今は友達だ
今では僕の子供たちをあちこちに運んでくれる

全てのことに感謝する
あるがままを受け止める
自分がどこにいるかなんて考えない
自分の立っている場所が自分の居場所さ
どこにいても生きることをするだけだ
自分が強いかなんて知らないよ
他と何を比べて強いというのかわからないし、そんなことに興味もないさ。」

日差しの強い日に
大きな菩提樹の木陰でひと休み
この会話はその時のもの
え?暑さでいかれてた?
そうかも笑笑
カンボジアでみた白昼夢

ここは静かな静かな遺跡
1時間座っていたけれど、他に誰もこなかった
アンコール遺跡の中で一番好きな場所になったここは、郊外のコーケー遺跡群の1つ
その中でもポツンとここだけ離れた森の中で、隠れるよう佇んでいたPrasat Bran


Koh Ker, Siemreab-Otdar Meanchey, Cambodia

これがKoh Ker遺跡の中心となるPrasat Thom
ピラミッドを手本にしたと言われるもの。このこの周りにPrasat Bramのような小さな遺跡が点在しています。

ー 場所: Koh Ker, Siemreab-Otdar Meanchey, Cambodia

だーれもみてなくても、ずーっとひっそりと頑張って支え続けているんだね。
ありがとう。私は気がついたよ。

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